STORY 01

子ども達の教育環境悪化という
社会問題を解決する

1990年代後半、小学校では「学級崩壊」という現象が起きていた。
子ども達とのコミュニケーションに感じる違和感。それは子ども達のサッカースクールでも同様だった。
時代が変わった。ひとことで言ってしまえば、そうなのかもしれない。
しかし、何かが引っかかっていた。
話しが上手く伝わらない。できるはずのことができない。なぜか?

一つの仮説に辿り着いた。
話しが聞けないのではない、できないわけではない。やったことがないのではないだろうか?
経験として持っているべき事を持っていないのではないだろうか?
自分が当たり前に経験してきたことを、今の子ども達は経験できていない。
友達との距離感、年上の子との距離感、大人との距離感。
自分が子どもの頃にあった当たり前のものが、今は無くなってしまっているのではないだろうか。

例えば、近所のお兄さん、お姉さんと一緒に遊ぶこと。
そこでは、いろんな学年の子ども達が集まり、ルールを持って遊んでいた。足の早い子、遅い子。背の高い子、低い子。いろんな子どもが集まるから、どんな子どもでも楽しく遊べるように工夫していた。
時が経ち、今度は自分がしてもらったように、小さな子ども達にも工夫してあげる。
今度は楽しませてもらう弟としてではなく、楽しませてあげるお兄さんとして。
そんな循環が当たり前にあった。
それは子ども達の「社会」だった。

子ども達に「社会」を与えよう。 学年別が当たり前の学校に対し、細かな学年の垣根を取り払った「異学年」のグループ。

小さい子やサッカーを始めて間もない子には、特別なルールを与え、全ての子どもが「一生懸命」「楽しく」できる環境。 子ども達の中から「お兄さん」が生まれるのに時間はかからなかった。

このサッカースクールは保護者からも高い評価を得た。
しかし、一方で限界も感じていた。
子ども達が社会を失っているのは、自分が知っている範囲だけではない。これは日本全国で起きている「社会問題」だ。
昔は、日本全国どこにでもあった「地域教育」。悪いことをすれば近所の「カミナリオヤジ」に怒られる。挨拶をする、ルールやマナーを守る、道徳⼼を持つ、モラル…。⾝の回りの環境の中で⾃然と育まれてきた、かつて、当たり前にあったこの教育環境を再び取り戻したい。
しかし、一人が変えられる範囲には限界がある。個人の力では限界がある。
ならば、同じ思いを持ったサッカースクールを、同じ思いを持った組織をつくろう。それを日本全国に展開しよう。

子ども達を変えることは、未来の日本を変える。
未来を担う子ども達のために。今を生きる大人として。

日本の地域教育を担うための組織。ジョイフルサッカークラブ。
現在、北関東・甲信越・北陸の8県でジョイフルを卒業していった子ども達は約3,000人。
全国に地域教育を取り戻すために、これからも日々の指導を続けている。

JOYFULサッカークラブ

http://joyful.globe-corp.jp/

2007年、群馬県前橋市で設立。現在は、栃木、茨城、長野、新潟、山梨、富山、石川の各県に活動エリアを広げ250以上の教室を展開、3歳から小学6年生まで約5,000余名の子ども達をお預かりしています。
練習は週に1回1時間。誰もが楽しくプレイできるように、レギュラー・補欠の線引きはせず、サッカー大会には全員がレギュラーとして参加します。
また、保護者は、各種の当番・連絡係などの負担は一切なく、伸び伸びとグラウンドを走る子ども達を心から応援することだけをお願いしています。

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