Interview

社会問題の解決に挑む株式会社。ちょっと変わった理念のルーツはどこにあるのか?
当社の人事担当でもある岡田と、新規事業のコンセプトメイクに関わってきたエイチレフ合同会社の斉藤さんによる対談。
二人の対談から当社が新規事業にこだわる理由や代表 荒川のアイデアの源泉に迫ります。

知られている仕事とまだ誰も知らない仕事

斉藤
岡田さんが入社されたのはいつぐらいですか?
岡田
2013年の4月ですね。当時はダンススクールポータルサイト ダンサガがリリースされた直後でした。入社してすぐにダンサガの営業になりました。
斉藤
岡田さんは以前、某有名メディア媒体の営業をしていたとの事ですが、認知度の高い既存メディアとリリースしたばかりの新規サイトの営業、やはり違いはあるものですか?
岡田
もちろんあります。以前売っていたメディアはテレビCMも打っていましたし、認知度もあったので「◯◯です。」と言えば、ほぼ1回で理解してもらえました。でもダンサガの場合は、そもそも、ダンススクールのオーナーが、ネットを使って会員を集客するという発想がありませんでした。
探す側からすれば、ネットでいろんなダンススクールを比較できて便利だと思うのですが、情報を発信する側にそういった認識がないのには驚きましたね。
斉藤
かなりメリット・デメリットを説明されたんじゃないですか?
岡田
そうですね。「ネットが怖い」といった先入観を持った方も多かったので、その辺りは特に丁寧に説明しました。また、登録後はスクール側が自分自身で情報を更新していくので、運用まで含めるとかなり大変でした。
斉藤
新しい事は、やってみないとわからない部分も多いですからね。Webだけではなくて多くの新しい事業に言えると思いますが、こちらが想定したハードルを別の意味で越えてきますからね。準備はとても大事ですが、それ以上に改善のスピードも重要になってきますよね。
岡田
そもそもダンサガが開発されたきっかけって何なんですか?
斉藤
私が荒川社長・五十嵐専務からダンススクールポータルサイトの構想を伺ったのが最初ですね。
当時、子どもの習い事としてのサッカーは市民権を得つつある時代で、サッカークラブを検索するポータルサイトというのがあったんですね。JOYFULサッカークラブもそこを利用していたんですが、チアダンスクラブSunnysにもそういうサイトがあると活動が効果的になっていいんじゃないかと。
でも、チアダンスはおろか、ダンス全般に関してもそういったサイトはなかったんですね。
岡田
なるほど。
斉藤
正確にはなかった訳ではないんですが、あまり効果的に活用されていないようでした。そこで、企画段階から私と荒川社長・五十嵐専務でサービスを構築していった。というのが背景ですね。
岡田
結構大変だったんじゃないですか?(笑)
斉藤
そうですね(笑)。お二人の、特に荒川社長のこだわりは大きかったですからね。表に出てくるページから管理画面の使いやすさ、検索する人にとって何が一番便利なのか?私としてはプログラムに関わる部分もあるので、実現できる部分とできない部分があるのですが、なかなかゆずれない部分もでてきたりと、かなり難航した覚えがあります。(笑)

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