Interview
社会問題解決に取り組む未来創造企業として
- 斉藤
- 企業理念にもありますが『「今」を生きる大人として』って、かなり印象的なフレーズだと思うんです。
- 岡田
- 荒川さんは、「未来」という言葉を使うことが多いのですが、その背景にはすごく「過去」を意識している部分があるんです。
以前、所属していた会社の上司の方に言われた言葉が強く残っているみたいなんです。
- 斉藤
- というと?
- 岡田
- 売り上げトップを目指してやっていた時「数字を上げるのはそんなにスゴイことなのか?それでハッピーか?」「お前に関わっている人、部下は全員幸せなのか」と言われたようです。
- 斉藤
- 衝撃的ですね。
- 岡田
- 「自分以外の人に想いが至ってなかったのを見透かされた」と。その位から、過去について色々考えるようになったと言っていましたね。
- 斉藤
- 過去っていうと、具体的には?
- 岡田
- 戦争ですね。小さい時に戦争を体験した祖父から直接聞いた話が印象に残っているようでした。戦争に行って、自分は死んでしまうかもしれないのに、それでも未来の為に生きていた。未来っていうのは、「今」生きている私たちのことでもありますよね。
- 斉藤
- そうですね。言い換えれば、戦争は当時最大の社会問題とも言えますよね。当時と比べれば、世の中は圧倒的に豊かになった。でも、それは本当の豊かさなの?というのが、「モノの豊かさから心の豊かさへ」につながる訳ですね。
- 岡田
- 荒川さんという人は、先ほども言った通り、共感力の強い人なんです。だからこそ過去に目を向け、人一倍の危機感をもって「今」を生きようとしているんだと思います。
- 斉藤
- 荒川社長は「生きる」ということに強い使命感を持っていると思います。本気で社会問題を解決しようとしている。私も新規事業をコンセプトメイクの段階から、いくつか一緒にやらせてもらっていますが、どれも一筋縄ではいきません。これは荒川社長も言っていたことですが、社会問題の原因は一つではない。だからこそ多角的な視点をもって、あらゆる方向からアプローチすることが必要なんだと思います。
- 岡田
- 新規事業を起こすということは、並大抵の準備では行えません。あらゆる角度から計画・実行・検証を何度も行わなければ軌道にすら乗らないのが実情です。
でも、それを私たちと一緒に、楽しく・遊ぶように取り組めるような人と働けたらいいですね。
- 斉藤
- 新規事業というのは、なかなか経験できる事ではないですからね。だからこそ苦しみもあり、楽しみもある。実は、次の事業の構想も私の耳に入ってきているので、今から楽しみです。
- 岡田
- もう次があるんですね。楽しみなような、怖いような(笑)。
- 斉藤
- きっと楽しい事業になると思いますよ。今日はありがとうございました。
- 岡田
- ありがとうございました。
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